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【アスリートレポート】Team UKYO
JPT第19戦第49回JBCF 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ

期日 2015年9月28日(日)
会場 群馬県群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットコース
天気 晴れ気温23℃
距離 174km ( 6km × 29 Laps)
出走 126名 完走 40名


JPTで最も重要なレースの一つ、経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップに参戦して参りました。
唯一のポイントAAAランク、優勝すると2,000という大量ポイントが与えられます。
それだけにJ Pro Tourに登録するほとんどのチームがフルメンバーで参戦、厳しい戦いが予想されます。
Team UKYOからは個人ランキング首位の畑中をエースに据え、土井、平井、住吉、湊、グアルディオラ、ウルタスン、プヨルの8名。
窪木、山本は同日開催の国体に出場しています。



RACE
午前10時15分、レーススタート。
174kmにわたる長いレースの始まりは、最前列に並んだプヨルが早速のアタックを仕掛けるなど長丁場を感じさせない活発なアタック合戦の幕開けでした。
若干名の逃げが集団からわずかに先行しては吸収されるのが数周続いたのち、6周目あたりで抜け出した5名の選手。
その中には個人ランキング上位のトリビオ選手(マトリックス)が入っているものの、残りの距離と他選手の顔ぶれを見て、Team UKYOはこれを追わず、集団も容認。
この5人は順調にローテーションを重ねメイン集団との差を4分程度まで広げるとそのタイム差を保ったまま約10周に渡って逃げ続けます。

集団内ではTeam UKYOを始め宇都宮ブリッツェンやキナンサイクリングチームなどが追走に向け様子を伺いますが、逃げグループから井上選手(ブリヂストンアンカー)が降りて集団に戻り、逆にブリヂストンアンカーがメイン集団を牽引。
この動きで活発になった集団はスピードを上げウルタスンの猛烈な牽引などもあって一列棒状となり、いくつかのグループに分かれるとともに力を使い果たした選手たちがどんどんと足切りとなっていきます。
まず10名の追走集団に土井が入り、少し送れてプジョル、グアルディオラ、平井が入った10名ほどの集団。
残り10周時にこのふたつの集団が合流すると間もなく先頭で逃げていた3人を捕まえる事に成功します。




これを見て、畑中もメイン集団から飛び出して10名程度のグループで追走。
残り5周回時点でこの畑中グループが先頭20名に合流する事に成功すると、レースはこの約30人で行われる事になります。
Team UKYOはこの中に5名を揃える有利な展開。
激しい攻防が繰り広げられグアルディオラやデリアック選手(キナン)等が単体で飛び出すも集団に吸収され、グループは人数を減らしつつも最終局面と向かっていきます。
決定的なアタックが決まらないままバックストレートに姿を見せる小集団。
勝負はゴールスプリントに託されました。
ゴール数百メートル手前、先頭は野中選手(キナン)。
ゴールラインが見えてくると鈴木真理選手(宇都宮ブリッツェン)が飛び出してスプリントを開始しますが、そのすぐ後ろに畑中の姿。
渾身のスプリントで鈴木選手に並ぶとゴール直前でわずかに先行しそのままゴール!

174kmに渡る長いレースの最後、わずかホイール半分差でこのゴールスプリントを制した畑中が、2015年の経済産業大臣旗ロードレースチャンピオンシップで優勝しました。
グアルディオラが4位、土井が12位と続き、今大会用に特別に設けられたチーム団体ポイントを計3,800ポイント獲得。
本大会のチーム優勝も果たし、見事、経済産業大臣旗を獲得する事ができました。
この結果を以って、畑中は個人ランキングで2位トリビオ選手(マトリックス)に約2,000ポイントのアドバンテージをつけることに成功。
チームランキングでも2位マトリックスパワータグと約12,000ポイントの差をつけ独走状態に入っています。

桑原GMのコメント

「チーム発足から4年目の今年はこの経済産業大臣旗獲得は一つの大きな目標でしたので、正直嬉しいです。片山監督からもここは絶対に勝つようにと言われていましたので。窪木選手が国体で不在の為(優勝しました)、このコースを得意とする畑中で行くのを決めてました。途中で危ない場面がありましたが、土井選手、スペイン人、アシストライダー達が上手く纏めてくれてこの結果に繋がりました。選手全員に感謝です。
長年チームをサポートして下さってるパートナー企業に皆様に感謝の気持ちをお伝え申し上げます。ありがとうございます。今週末は福島県で開催されるJ Pro Tourいわきクリテリウムに参戦します。年間首位に向けて一戦一戦大事に戦って行きますので、引き続きご声援のほど、宜しくお願い致します。」

レースリザルト

順位 選手名 チーム名 Time +Top km/h Point
1 畑中勇介 JBUKY
Team UKYO
4:25:49   39.27 2000
2 鈴木真理 JBBLZ
宇都宮ブリッツェン
4:25:49 0:00 39.27 1400
3 野中竜馬 JBKIN
KINAN Cycling Team
4:25:49 0:00 39.27 1300
4 GUARDIOLA Salvador JBUKY
Team UKYO
4:25:50 0:01 39.27 1200
5 Jose VICENTE JBMTR
マトリックスパワータグ
4:25:50 0:01 39.27 1100
6 CRAWFORD Jai JBKIN
KINAN Cycling Team
4:25:50 0:01 39.27 1000
7 初山翔 JBBSA
ブリヂストンアンカー
4:25:50 0:01 39.27 800
8 西薗良太 JBBSA
ブリヂストンアンカー
4:25:51 0:01 39.27 800
9 伊藤雅和 JBAIS
AISAN Racing Team
4:25:51 0:01 39.27 800
10 早川朋宏 JBAIS
AISAN Racing Team
4:25:52 0:02 39.26 800
11 鈴木譲 JBBLZ
宇都宮ブリッツェン
4:25:52 0:03 39.26 600
12 土井雪宏 JBUKY
Team UKYO
4:25:54 0:05 39.26 600
13 LEBAS Thomas JBBSA
ブリヂストンアンカー
4:26:03 0:14 39.23 600
14 PUJOL Oscar JBUKY
Team UKYO
4:26:17 0:28 39.20 600
15 青柳憲輝 JBBLZ
宇都宮ブリッツェン
4:26:27 0:38 39.18 600
16 小森亮平 JBAIS
AISAN Racing Team
4:26:27 0:38 39.17 400
17 雨澤毅明 JBNAS
那須ブラーゼン
4:26:38 0:48 39.15 400
18 小山貴大 JBSMN
シマノレーシング
4:26:38 0:49 39.15 400
19 高岡亮寛 JBKIY
イナーメ信濃山形
4:26:38 0:49 39.15 400
20 平井栄一 JBUKY
Team UKYO
4:26:40 0:50 39.14 400

選手ランキング

順位 選手名 チーム名 ポイント 14戦
宮H
15戦
みや
16戦
全T
17戦
魚沼
18戦
東ロ
19戦
全ロ
1 畑中勇介 JBUKY
Team UKYO
12105 300 360 600 750 150 2000
2 Jose VICENTE JBMTR
マトリックスパワータグ
10003 700 360 750 525 150 1100
3 PUJOL Oscar JBUKY
Team UKYO
9991 1000 180 975 750 825 600
4 増田成幸 JBBLZ
宇都宮ブリッツェン
8991 500 270 1500 413 150 10
5 Benjamin PRADES JBMTR
マトリックスパワータグ
8904 400 270 450 525 1500 10
6 URTASUN Pablo JBUKY
Team UKYO
8121 200 360 600 750 600 200
7 窪木一茂 JBUKY
Team UKYO
7692 300 630 450 750 150  
8 鈴木譲 JBBLZ
宇都宮ブリッツェン
7050 100 495 825 413 150 600
9 GUARDIOLA Salvador JBUKY
Team UKYO
6274 600 270 600   1050 1200
10 入部正太朗 JBSMN
シマノレーシング
5923 40 900   375 150 200
11 野中竜馬 JBKIN
KINAN Cycling Team
5640 40 90   450 975 200
12 吉田隼人 JBMTR
マトリックスパワータグ
5316 40 90   525 10 10
13 GARCIA Ricardo JBKIN
KINAN Cycling Team
5222 650 585   450 975 200
14 鈴木真理 JBBLZ
宇都宮ブリッツェン
5141     150 413 450 1400
15 Airan FERNANDEZ JBMTR
マトリックスパワータグ
5134 40 540 150 525 150 10

チームランキング

順位 チーム名 ポイント 14戦
宮H
15戦
みや
16戦
全T
17戦
魚沼
18戦
東ロ
19戦
全ロ
1 JPN TEAM UKYO 43158 2000 1350 2175 3000 2475 3800
2 マトリックスパワータグ 30868 1400 1170 1500 2100 1950 1120
3 宇都宮ブリッツェン 27675 1100 1035 2925 1650 750 2600
4 KINAN Cycling Team 19968 1240 1125   1800 2475 2500
5 那須ブラ−ゼン 17390 380 545 1500 1950 1050 420
6 シマノレーシングチーム 12295 120 1130   1500 450 800
7 レモネードベルマーレレーシングチーム 11756 480 60 450 1200 460 220
8 イナーメ信濃山形 11555 180 190 1050 1200 30 800
9 ウォークライド・シクロアカデミア 9621 120 230 450 1200 450 220
10 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDA
レーシングチーム
9445 280 320 450 900 470 410
11 AISAN Development Team 8600         1050 2000
12 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム 7100     1500   1800 2200
13 VICTOIRE 広島 6528 120 60 450 600 30 30
14 なるしまフレンドレーシングチーム 6378 120 15 450 900 30 30
15 Neilpryde - Nanshin Subaru Cycling 6250 180 15   600 320 30
16 エルドラードサムライ東北withのんのんびよリ 5889 120 15 750 900 30 30
17 ACQUA TAMA EURO-WORKS 5856 120 60 450 900 30 30
18 FIETS GROEN 日本ロボティクス 5697 120 60 450 900 30 30
19 Honda 栃木 5369 180 15 450 1200 30 30
20 群馬グリフィン・レーシングチーム 4842 120 105 450   170 220

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