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【アスリートレポート】野口啓代選手
ワールドカップ 第5戦 カナダ・トロント


いつも応援してくれるスポンサーの皆様へ

今シーズンも後半戦に突入し、第5戦カナダ大会でやっと、念願の優勝を飾ることが出来ました!

この日は朝からとても清々しく、まるで生まれ変わったかのようにスッキリしていました。こんな日は始めてでした。準決勝を、ただ1人全課題クリアし、1位通過で迎えた決勝。しかし決勝でも全くプレッシャーを感じることなく、ただただ自分のクライミングだけに集中出来ました。最後の1課題を残した時点で、自分が暫定1位ということに気が付きました。あと1課題、登れば優勝。登れらければ負ける。1番プレッシャーのかかる場面、その最後の課題は自分でも信じられないくらい簡単に、すんなり登ることが出来ました。ただ最後の終了点を両手で掴む瞬間はさすがに手が震え、世界がスローモーションに見えました。その瞬間、ずっと勝てなかった日々の葛藤や辛さから解放されたかのように緊張がほぐれ、自然と涙が溢れました。やっと、やっと勝てたんだ。

昨シーズン、今シーズンの前半戦はどの大会も決勝まで進出するものの、あと一歩というところで金メダルには手が届かず、2位、3位、4位が定位置となってしまっていました。ずっと返り咲きたいと願い、諦めずに食らいついてきた今シーズン。とても長くて濃い日々でしたが、今となってはとても大切で、貴重な時間だったように感じられます。

今までの自分のコンペティター人生にはスランプなんてものはなかったと思っていましたが、今思うとずっと優勝出来なかったこの1年半は自分はスランプ状態だったのかもしれません。手が届きそうで届かなくて、優勝の記憶も勝ち方を忘れてしまい、もう自分は一生勝てないんじゃないかと思い込んでいました。しかし、今回私がブレイクスルー出来たきっかけはすごく些細な事で、ただ、自分の好きなように登る。それだけでした。すると今まで気にしていた周りのものが気にならなくなり、順位への執着も薄らぎ、リラックスした状態で本来の自分のクライミングができるようになった気がします。

これから先、まだまだワールドカップに参戦し、もちろん優勝目指して頑張りたいと思っています。ただその中でも、自分のクライミングスタイルを貫き、順位だけには左右されない、自分にしか出来ない登りがしたいと心から思います。6月6日からはアメリカ戦、そして中国戦、フランス戦と今年は残すところあと3戦のワールドカップがあります。まだまだこれから、楽しいシーズンになりそうです。これからも多くの場面でたくさんの方々に支えて貰うことになると思います。今年は2年に一度の世界選手権もあります。今まで以上に楽しみな大会です。

引き続き応援よろしくお願いします!

野口啓代

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