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【アスリートレポート】片山梨絵選手
UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CUP XCO#1 PIETERMARITZBURG

レース名 UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CUP XCO#1 PIETERMARITZBURG
場所 南アフリカ共和国 ピーターマリッツバーグ Cascades
日時 2012年3月17日 11:30〜
結果
23位
1. WLOSZCZOWSKA Maja (POL: CCC POLKOWICE) 1:34:01
2. BATTY Emily (CAN: SUBARU – TREK) +0:04
3. PENDREL Catharine (CAN: LUNA PRO TEAM) +0:23
4. SUSS Esther (SUI: WHEELER - IXS TEAM) +1:03
5. BRESSET Julie (FRA: BH - SR SUNTOUR - PEISEY VALLANDRY) +1:17
23. KATAYAMA Rie (JPN) +6:27

 先週好感触をつかんだプレレースから1週間。レースからの回復もテクニカルなコース攻略も順調でかなり良い状態でレースを迎えることが出来た。手ごたえを感じていた分、少しナーバスになっていたかもしれない。レース当日はとても良いお天気で、南アフリカに到着してから1番の暑さだった。疲労しないように、と短時間でW-UPを済ませた。

 3列目からスタート。私がいた場所の流れが微妙に滞り、遅れをとった。やっと踏みなおせる、というタイミングでペダルキャッチをミスしてしまって大きく出遅れた。右側から巻き返しを図ろうと思ったらそっちもかなり詰まっていて、スタート直後の短い登りからバイクを降りて押すことに。その後つづら折れのシングルトラック登りにはなかなか入れず、軽快に飛ばして登っていく先頭集団を眺めながら順番待ちをするしかなかった。後ろを振り向くと2〜3人の選手しかいない。まさかの展開だったけど、もうレースは始まっているので前に進むしかない。とにかくシングルトラックが多く、所々にあるダブルトラックは斜度がゆるくてハイスピードなため、選手を抜かすのが難しいコースだ。

 1周目が終わった時点ですでにトップから2分近く遅れ、43位で2周目に入った。後方の遅いペースに体がなじまないように、常に自分をプッシュして選手を交わしていく。先月のキプロスで競り合った選手や、去年競り合った選手が前に見えているのがモチベーションになった。

 32位で3周目へ。ここらへんでスタートで失敗して焦っている自分に気がついて、肩の力を抜きながら走り始める事が出来てきた。途中Leneをパスしたのでまともな順位まで上がってきた事を感じた。続いてコース後半で5〜6人のパックに追いつく。この中には去年のワールドカップで優勝しているEvaもいたので、この集団の前に出れば目標のトップ20が見えると思って力が入った。が、これが悪い癖で、2連ジャンプ、ロックセクションでそれぞれ転倒。さっき抜かした選手に再びかわされ、28位で4周目へ。

 前を走るLeneを目標に数人の選手をパスし24位でファイナルラップへ突入。前にはMarie-HeleneとKatrinが見える!去年までならレース中に見たことのないくらい前を走っていた選手ばかりだ。追い上げを試みたが届かず、後ろに迫るLeneも意識しながら下りは転倒しないように呼吸を落ちつけてこなし、23位でゴールした。21位と22位の選手にはスタートループ以外のラップタイムは負けていない。スタートの判断とダッシュを強化するのはもちろんだけど、「スタートは能力だけじゃない、運もあるからさ」と励ましてくれた人の言葉にちょっと甘えて自信を失わず、次のワールドカップ(4月15日:ベルギー)に備えたい。

片山梨絵


バイク:SPECIALIZED Fate Expert Carbon 29
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS Renegade (F:1.3 / R:1.3)
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto SMART
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:SHIMANO XTR
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2
ニュートリション:パワージェル、GOLD'S GYMアルティメッエネルギードリンク
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜
合宿サポート:SY-Nakキャビン(長野県 野辺山高原)



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